追証なしで最大500倍ものレバレッジが使えるFXDD。
そのレバレッジの高さを活用すれば、短期間で大きな利益を狙うことも可能です。
しかし調べてみると、FXDDは危険、怪しいといった評判も一部あるようです。
そこで今回は、FXDDは安全なのか、悪徳業者ではないのかについて調査してみたいと思います。
目次
FXDDは怪しい評判が多い詐欺会社?
口コミ掲示板やSNS、2ちゃんねるにてFXDDの評判を調べてみたところ、
- 「FXDDは怪しい」
- 「FXDDは詐欺業者だ!」
- 「FXDDはボーナスを払わない!詐欺だ」
- 「FXDDは都合が悪くなれば出金拒否をしている詐欺師」
といったような口コミを目にします。
色々な評判がありますが、1つずつ怪しい噂について検証していきます。
FXDDは金融ライセンスなしの詐欺会社?
金融ライセンスとは
口コミを調査していると、「FXDDは金融ライセンスを未取得で運営している」といった噂を目にしました。
そもそも金融ライセンスとは、金融事業を行う上での免許証のようなものです。
金融ライセンスは必須というわけではなく、所持していなくてもFX事業は行うことができます。
決して未取得だからといって詐欺ではありません。
しかし、厳しい審査をクリアして金融ライセンスを取得しているFX業者というのは、それだけ信頼性も高いということになります。
FXDDは金融ライセンスに登録済
結論から言うとFXDDは金融ライセンスに登録済みです。
FXDDは2015年に設立され、バミューダ金融当局(BMA)でライセンスを取得しています。
運営会社 | FXDD Trading |
---|---|
所在地 | バミューダ Clarendon House, 2 Church Street, Hamilton HM 11, Bermuda |
代表者 | 不明 |
金融ライセンス | バミューダ金融当局(BMA) |
設立 | 2015年 |
資本金 | 不明 |
また、EU諸国向けのサービスは、2010年に設立した同じグループ会社の「FXDD Malta」が運営しており、マルタ金融庁(MFSA)から金融ライセンスを取得し営業しています。
過去に日本の金融庁から警告あり?
ところが調べてみると、FXDDは過去に日本の金融庁から警告を受けていた過去があるようです。
理由は、インターネットを通じて、無登録のまま日本居住者に対し店頭デリバティブ取引の勧誘を行ったためです。
こうした警告を受けてしまう理由は以下になります。
外国証券業者に関する法律第3条により、外国証券業者が国内にある者を相手に証券取引行為を行う場合には、国内に支店等の営業拠点を設け、監督当局の登録を受けなければなりません。本規定に違反した場合は、同法第45条及び第50条の罰則が課せられます。
しかし、登録を受けない外国証券業者であっても、その取引相手が証券会社やその他金融機関等の場合、もしくは証券業者が「勧誘」及び「勧誘に類する行為」をすることなく国内居住者から注文を受ける場合は、国内居住者との取引をすることができます。
ここで言う「勧誘に類する行為」とは、「新聞、雑誌、テレビジョン及びラジオ並びにこれらに類するものによる有価証券に対する投資に関する広告、有価証券に対する投資に関する説明会の開催、口頭、文書又は電話その他の通信手段による有価証券に対する投資に関する情報提供」等が含まれます。
つまり要約すると、「日本人が海外FX業者で取引することは違法ではないが、日本居住者向けに日本語公式サイトを運営してはいけない」というような内容です。
現在ほとんどの海外FX会社は「日本居住者向けのサイトではない」と明記して、建前上「海外在住の日本人向けサイト」という対策をしているのが現状ですが、FXDDはそうした対策をしていなかったため警告を受けてしまったようです。
とはいえ警告を受けたからといって=悪徳業者というわけではないので、その点は心配する必要はなさそうです。
FXDDで出金拒否?
「FXDDで出金拒否された」という口コミも多くみられました。
果たして本当にFXDDは出金拒否を行っているのでしょうか。
調査してみたところ、どうやら出金拒否されてしまった事例としては、ユーザーが無茶な取引をしたり、そもそも利用規約をしっかり読んでおらず、ルール違反をしてしまったというようなケースがほとんどのようです。
FXDDでは以下のような出金ルールが存在します。
①出金手段は入金時と同じルートを使わなければいけない
FXDDでは、入金と出金が同じルートでないと出金することができません。
例えば、「入金時はbitwallet、出金の際は銀行送金」というように、入金と出金で別のルートを使うことは禁止されています。
これはマネーロンダリング防止のために導入しているルールのひとつです。
②ポジション保有中に出金できるが制約がある
FXDDではポジション保有中に出金することが可能ですが、推奨はされていません。
FXDDの日本語サポートブログには、以下のような記述があります。
ポジションを保有しているまま一部出金される場合は、「出金により強制決済があっても全て私が責任を取ります」 という旨をメール本文に必ず明記してください。
(引用元:FXDD日本語サポートブログ出金便利帳)
ポジション保有中の出金の目安は、「証拠金維持率500%以上」となっています。
強制決済のリスクを考えると、すべてのポジションを決済してから出金するのが安心でしょう。
③ボーナス出金時に制限がある
FXDDでは、ボーナス出金の条件を満たさないまま出金依頼をしてしまうと、出金依頼額より失効ボーナス額が引かれた額が出金されます。
ボーナスを出金の条件は以下の2点です。
- ボーナス対象の入金額を最低90日間、取引口座に維持しておく
- ボーナス獲得額 ÷ 10 (円口座の場合は 1,000)で算出されるロット数の取引を完了させる
ルールを把握していないと思わぬ出金拒否の可能性がある
つまりは出金拒否されたというのは、そもそもユーザー側がこうした規約へのなんらかの違反があったためということのようです。
現状、出金トラブルのほとんどが、これらのルールをよく把握していないことが原因であり、ユーザーによっては不当な出金拒否と受け取ってしまう人も少なからずいるようです。
しっかりルールを理解してから利用するようにしましょう。
FXDDはボーナスがもらえない
FXDDのボーナスについて調査していると、
「FXDDでボーナスを受け取れない」
というような評判を目にしました。
FXDDでは、年に5回ほど入金ボーナスを実施しています。
ボーナス率は5%から最大10%となっており、100万円入金すれば5万円から10万円がボーナスとしと入金額に加算されます。
入金ボーナスは入金時に貰えますが、このボーナスを入手するためには次の2つの条件を満たす必要があります。
- 90日間は出金しないこと
- Nスタンダードロットの往復取引を完了すること
この条件を満たす前に出金してしまうとボーナスは没収されてしまうので注意しましょう。
FXDDの口コミ評判・安全性
様々な噂を検証しましたが、基本的にはユーザーがしっかりルールを守っていればFXDDでのトラブルはほとんどありません。
しかし口コミや評判を調べてみると、出金手続きに時間がかかったり、システムのバグで出金できなかったという書き込みが一部見受けられたのが気になりました。
大きなトラブルがあったというような内容ではありませんし、詐欺行為や違法行為を行っているようには思えませんが、安全性・安心性においては多少の不安要素があるのは否めない結果となりました。
トレードの条件は業者によって異なるので、取引業者の利用規約をしっかり把握しておくことが大切です。
これらを守らないと、不正とみなされて、出金拒否や口座凍結されてしまうことがあります。