株式会社エックスが提供するFX自動売買ツール「Marshall(マーシャル)」について書いていきます。
Marshallは、ここ最近になって姿を現すようになった、かなり怪しい投資案件です。
悪質な集客方法や、LPページ内には実現不可能と思われるような実績データの数々、確かに「こんなEAあったらいいな」と思うような魅力的な内容ですが、その反対に疑問に思う点や気になる点も多いのが現状です。
ちなみに、ネット上ではすでに多くの評判サイトによって、辛口な評価を受けている背景がありますが、実際の利用者は果たして本当にいるのでしょうか?
また、FX未経験者や初心者でも使いやすいのか、仕事をしながらトレードをするサラリーマン投資家にとって適した機能になっているのか、実際の利用者からの口コミや評判はどうなのか、色々と調べてみました。
目次
FX自動売買 Marshallとは
Marshall(マーシャル)は、2023年6月以降にリリースしたとされる、知識や経験、スキルが無くても「ほったらかし投資」が出来るFXの自動売買システムです。
ランディングページでは、「負けないFX自動売買システム」と大々的なビジネスモデルの宣伝がされており、すでにユーザー数が2000人をも突破したとも記載があります。
ただ、冒頭でも言った通り、Marshall(マーシャル)のシステムが利用開始できるようになってから、まだたった4ヶ月程度しか経過していません。
よく分からない法人会社が提供する、無名のツールにここまでの利用者が募るとも思えないのですが…。
その実態を探るために、集客方法について詳しく調査してみたところ、ツイッターやインスタグラムなどのSNS上で怪しい公告を用いて利用者を募集していたことが分かっています。
怪しい集客方法とは、ここ最近で横行し始めている、著名人や有名人の画像を無断利用し、まるでその人物が誘導しているかのように見せかけているというもの。
誘導先は、決まってみんなの投資パートナーズという会社が運営する「ほったらかし投資システム」というLINEアカウントの様ですが、一部の口コミサイトにあるコメントではすでに、
- まったく使えないシステムだった。あっという間に150万円溶けた。
- 詐欺業者。絶対使わないことをお勧めする。
- 手法やロジックの解説もない。実態が分からないので危険。
このような評判が多くあるようです。
しかし、ネット上にある口コミが必ずしも正しい情報であるとは限りません。
まずは、FX自動売買 Marshall(マーシャル)がどんなシステムで、どのような運営会社が提供しているのか知る必要がありそうです。
Marshallはどんな案件なのか
まず、Marshall(マーシャル)はどういった投資案件なのか、ランディングページを元に調査してみました。
販売ページには様々なシステムに関する記載がありますが、特に気になったものを以下にまとめてみました。
2年間無敗で勝率89%超え、平均月利51%、最高月利112%、年利1000%
未経験OK、知識、スキル必要なし
完全無料で利用できる負けないFX自動売買システム
世界的トップトレーダーが20年以上にわたる相場の研究・検証を 経て開発
「ナンピンマーチン無し」 のGOLD取引による高利率の 『複利運用』 を実現
「完全放置」 で運用をする事が可能
要約すると、Marshall(マーシャル)は完全放置で運用することができるFX自動売買システムで、未経験者でも高い勝率で安定して月利を受け取ることが可能とされています。
投資対象は、「GOLD」であり、世界のトップトレーダーによって開発されたシステムは、利息が利息を生む複利運用(長期トレード)で大きな利益を獲得することもできるようですね。
Marshallの実績データは捏造?
Marshall(マーシャル)の販売ページでは、テスト段階に収集したと思われる実績データが公開されています。
ただ、約20年間もかけて開発したという割に、かなり短いデータ履歴の内容となっており、これだけでは本当に稼いでいるシステムなのか判断するには材料不足です。
正直なところ、自動売買(EA)を販売する業者の中には、バックテスト結果の内容を偽り、実際は稼いでいないのに「稼いでいる風」に見せかけている悪質行為も多いのが現状です。
フォワード実績やストラテジーレポートを見せてくれれば、それで済む話しなのですが、ここ最近の風潮として何故か見せれるのはバックテストのみという感じが広まりつつあります。
ちなみに、MT4やMT5のバックテスト結果は、通常テスト中に未来の通貨ペアの価格を弄れない仕様となっています。
しかし、プログラムを動かすときに付ける「DLL(ダイナミックリンクライブラリ)」というファイルを加えると、いくらでも結果を良くすることが可能となります。
Marshall(マーシャル)で実際にテストしたわけでは無いですが、詐欺業者の手口でテスト結果を誤魔化している可能性は十分にあり得るかと思います。
Marshallの手法やロジックが不明
Marshall(マーシャル)の販売ページでは、手法やロジックは非公開となっています。
ただ、「ナンピンマーチン無し」 のGOLD取引による高利率の 『複利運用』 を実現とだけ記載があり、悪質なギャンブルトレードで資金が一気に溶けるという心配はなさそうです。
以下は、販売ページに掲載されていた、従来のシステムとMarshall(マーシャル)の違いについての表になります
Marshall | 従来のシステム | |
資金 | 複利で増え続ける | 短期で溶ける |
ナンピン | しない
(安全運用) |
する
(一気に破綻) |
エントリー回数 | 少ない
(ピンポイントでエントリー) |
多い
(複数ポジション保有ハイリスク) |
経済指標 | 全く影響なし | 影響あり |
資金効率 | 複利効果により非常に高い | 破綻するリスクが高い |
性能面では、かなり両極端な表現の仕方がされているようですが、特に気になったのは「経済指標の影響を全く受けない」という点です。
これが事実であれば、最高月利112%という話しも納得できるのですが、自動売買の性質上、あらかじめ自分で決めたルールに沿ったトレードを行う絶対のしがらみが付き物です。
したがって、経済指標の影響を受けないということは、根本的にMarshall(マーシャル)は一般的な自動売買(EA)とは異なる存在であり、突発的な恐慌や金融トラブル等にも対処できるという意味を指します。
普通に考えて、プロトレーダーですら勝率はもっと低いのに、一端の自動売買(EA)がここまでの性能や勝率を謳っているのは不自然というか、正直あり得ない話しだと個人的には思います。
年利が1000%という話しも、にわかに信じ難く、基礎の段階ですでに「詐欺ツールです」と言っているように感じてしまいます。
Marshallの運営会社とは
FX自動売買 Marshall(マーシャル)のサービスの提供を行う、運営会社についても調べてみました。
自動売買(EA)を使う上で、どういった事業者がサービスの提供を行っているのか知ることも、安全性を考慮したトレードを行うためには必要不可欠なことです。
悪質な業者の中には、会社名を偽っていたり、記載されている所在地がダミーオフィスであったりと、何かと自身らの情報を隠蔽しようとあの手この手を使っている傾向があります。
では、Marshallの運営会社の情報の確認を、販売ページに掲載されている特定商取引法に基づく表記を元に確認していきたいと思います。
会社名 | 株式会社エックス |
運営責任者 | 中野裕也 |
所在地 | 大阪府大阪市浪速区難波中2-10-70 なんばパークスタワー19F |
お問い合わせ先 | お問い合わせは登録後に表示されますメール及びLINEにてお願い致します。 |
お申し込み方法 | オプトインページ内にあります登録ボタンよりお申し込み下さい。 |
特商表記によると、販売元は株式会社エックスとなっていますが、現在は社名をいつのまにか変更し「株式会社Art of Life」と名乗っているようです。
株式会社Art of Life(アートオブライフ)は2021年09月14日に法人番号が指定された大阪府大阪市浪速区にある株式会社です。
法人検索サイトで、法人登録がある会社だと確認することが出来ました。
しかし、残念なことに以前まで掲載されていた、「株式会社エックス」に関しては、法人登録すらしていないのに株式会社を名乗っていたことが判明しています。
悪質な会社では、自身の会社情報を偽ることは在りがちですが、ネットで情報を調べれば、嘘だと一発でバレてしまうのに、多くの評判サイトの方で叩かれたことをキッカケに本当の社名を出したようですね。
サービス開始当初は、何か社名を出せない理由でもあったのか、「詐欺目的」の会社ではないか?等、余計に不安を煽る結果となってしまっているのは確かでしょう。
問い合わせ方法が限定されている
また、注意すべき点はもう一つあり、運営会社への問い合わせ方法が限定されており、メールまたはLINEのみという点です。
LINEに関しては、Marshallの入会時に登録した「ほったらかし投資システム」へ問い合わせすればいいのか?メールアドレスは本当に購入後に得る事が出来るのか?詳しい内容が無いため不明です。
特商表記に不足している点を挙げるとすれば、電話番号の記載が無いということ。
仮に、運営会社と金銭的トラブルになったりでもしたら、上記の連絡手段のみだと最悪夜逃げされるケースも考えられるので十分な注意が必要となります。
所在地がレンタルオフィス
特定商取引法に基づく表記に記載されている住所も調べてみました。
大阪府大阪市浪速区難波中2-10-70 なんばパークスタワー19F
ネットで調べてみて分かったことは、この住所は大阪のなんばにある誰でも格安で住所貸サービスを受けることが出来るレンタルオフィスだと判明。
ここ最近は、レンタルオフィスを会社所在地として、サイト等に表記する事業者も増えていますが、まだまだ不信感が多いことは間違いありません。
- 本当にこの運営会社は実在するのか?
- レンタルオフィスは悪用されがち
- 詐欺に遭ったが相手の住所がレンタルオフィス
レンタルオフィスは、詐欺目的の業者が多く利用する傾向があり、自身らの情報を隠す隠れ蓑として悪用され続けている背景が存在します。
会社所在地として登記すること自体に違法性はまだ無いのですが、レンタルオフィスの性質上で、実際はその土地で運営を行っていない上にダミー住所として使われるケースも。
安心・安全を考慮するのであれば、しっかりとビジネスオフィスを構え、特商表記に不足がない会社選びをすることが重要です。
Marshallの口コミと評判
自動売買 Marshallの口コミをぜひご投稿ください。
Marshallに関する情報提供などもお待ちしています。